守木監督「よし、2軍は全員集まったようだな。これより実技試験を行う! まずは・・・友沢!キサマからだ。」
さて、どんな結果を残すかな?
バシイィィィィィィ!
ストライク!バッターアウッ!
守木監督「よし、そこまで!友沢、キサマは明日から1軍だ。 さすがだ。ウワサ以上の選手だな。」
吉田君「よーし、友沢に続くぞ!」 杉村君「俺も続いてやる!」 浦原君「やってやるぜ!」
・・・・
・・・
守木監督「そこまで!キサマらはもう少し2軍で練習しろ。」
あの三人が不合格!? これは厳しいぞ・・・・
その後も次々と挑戦するも、みんな不合格に終わる。
守木監督「よし、次は水野、キサマだ。結果を出せば1軍昇格を認めてやるが、もしまったくダメなら荷物をまとめて出て行ってもらおう。 役に立たない選手はうちには必要ないからな!」
う・・・・プレッシャーがかかる・・・・
矢部君「やる前から弱気になっちゃダメでやんす!」
そうだ、まだ始まってないんだ!ベストを尽くせば必ず結果はついてくる!
守木監督「キサマのやるのは、実戦形式の勝負だ!チャンスは3打席。そのうち2回出塁、もしくはホームラン1本打てば合格だ。 投手は養老、キサマがやってやれ。」
そういわれて出てきたのは、この帝王実業の野球部キャプテンであり「帝王」の座に君臨する養老 孝(ようろう たかし)先輩。 あれ?でも養老キャプテンってキャッチャーじゃなかったっけ?
そう思いながら打席に向かう。
守木監督「よし、初め!」
どんな球を投げてくるか分からないし、初球は様子を見よう。
初球、膝元に速球。 見送ってワンストライク。
2球目、甘く入ってきたので打ちに行く。 しかし、手元で軌道を変える。
ガキイィィィィ!
詰まった打球は平凡なキャッチャーフライ。 1打席目が終了。
たいした事無いと思ったけど、そうでもないみたいだな。 気合入れないと全て凡退しそうだ。
よし、シュートに絞ろう。 ヤマ張ってないとあのシュートは打てそうに無いし・・・
そう決め込んで第2打席。 初球、予想どうりのシュート。
これを狙い打つ水野。
カッキィィィィィィィィィィン!
快音を残し、打球はレフトスタンドに飛び込む。 ・・・正直スタンドに入るとは思わなかったのでびっくり。 一応合格なんだよな、これで。
矢部君「オイラも合格したでやんす!」
守木監督「よし、水野、そして矢部、合格だ。」
やった!これで明日から1軍だ!
守木監督「ん?一軍の枠がいっぱいのようだな。と言う事でやっぱりキサマらは2軍だ。」
え、えーーーーー!!
トホホ、せっかく結果を出したのに・・・ こうなったら次の試験で監督をギャフンと言わせてやる!!
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